映画「ヴェノム」のレーティングはPG-13の可能性あり、「シルバー・アンド・ブラック」は破棄され、それぞれの単独映画に変更








「ヴェノム」のレーティングはPG-13の可能性あり


ソニー独自のマーベル映画、スパイダーマン・スピンオフ映画シリーズ第1弾の「ヴェノム」。レーティングがPG-13(13歳未満の鑑賞には保護者の同意が必要)になる可能性があるとVarietyが報じた。

ソニーの中にはR指定にはならないと考えている人もいるとの事。Varietyには「ヴェノム」をR指定にした場合、トム・ホランド演じるスパイダーマンやその他のMCUキャラとのクロスオーバーの妨げになると書いている。

「ヴェノム」以外にも「ライフ」のダニエル・エスピノーサ監督、ジャレッド・レト主演の「モービウス」、「イコライザー2」の脚本を手掛けたリチャード・ウェンクによる「クレイヴン・ザ・ハンター」がアナウンス、「シルク」「ナイトウォッチ」、「ジャックポッド」が開発中と今後のラインナップも紹介されている。この内「ジャックポッド」が新たに計画されていると判明した作品。

公開が未定となったシルバーセーブルとブラックキャットを主人公にした映画「シルバー・アンド・ブラック」についても書かれている。「シルバー・アンド。ブラック」は破棄され、それぞれの単独映画を作るそうだ。この映画の監督であった「リリィ、はちみつ色の秘密」のジーナ・プリンス=バイスウッドは、このプロジェクトから離れ、プロデューサーとして単独映画にクレジットされるとの事。単独映画には別の女性監督を見つけるらしい。

またVarietyによると、ソニー内ではこのマーベル映画シリーズはSony’s Universe of Marvel Characters、略してSUMCと呼ばれているそうだ。

「ヴェノム」は11月2日に日本公開。監督は「ゾンビランド」のルーベン・フライシャー。主人公エディ・ブロック演じるのはトム・ハーディー。ミシェル・ウィリアムズ、リズ・アーメット、ジェニー・スレイト、ウディ・ハレルソンらが出演。






ソニー独自のマーベル映画シリーズはMCUとは別のユニバースと伝えられている。ソニーのプロデューサーであるエイミー・パスカルが「これら(スピンオフ映画)は独立した映画です」と言っていた。

MCUスパイダーマンとスピンオフ映画とのクロスオーバーに関しては以前「スパイダーマンがスピンオフに出る可能性がある」とコメントしており、マーベル・スタジオのケヴィン・ファイギは「(クロスオーバーが)決して無いとは言えない」と答えている。その話が1年以上前なので何か進展があったのかもしれないし、この時から秘密にしていたのかもしれない。

今回わかった事は、ソニーの関係者の中には「ヴェノム」がR指定にはならないと考えている人達がいて、その人達はソニーのマーベル映画シリーズをMCUの一部にしたいと願っているという事である。MCUとのクロスオーバーはレーティングが正式発表された際、再び大きな話題になりそうだ。




Source: Variety/Film