「ジャスティス・リーグ」ザック版について「存在する」とストーリーボードアーティスト








「ジャスティス・リーグ」ザック版について「存在する」とストーリーボードアーティスト


ファンが望んでいるザック・スナイダー版「ジャスティス・リーグ」について、Forbesのライターであるマーク・ヒューズのツイートにDCEUのストーリーボードアーティストであるジェイ・オリヴァが答えた。

オリヴァは多数のDCアニメでは監督を務めており、頻繁にTwitterでスナイダー監督時の情報を伝えている人物。オリヴァ監督はこれまでスナイダー監督はDCEUで5部作を作る予定であったと明かし、「マン・オブ・スティール」のアクションシーンには「ドラゴンボール」などの日本のアニメの影響があったと、当時のスナイダー作品の舞台裏を紹介している関係者である。

今回オリヴァ監督が語るのは「ジャスティス・リーグ」スナイダー版の存在について。"スナイダー監督は自分が思い描いた映像をどれだけ撮っていたのか、どこまで作業をしていたのか"を説明し「ザック版は存在する」と言っている。

完璧なスナイダー版は存在しない事をファンへ説明したいとヒューズがツイート。スナイダー監督時の素材はVFX処理や再撮影、編集などが必要であるため「スナイダー版をリリースするのは不可能」とヒューズは話す。それに対しオリヴァ監督が反応した。

オリヴァ監督は「私が言う99%というのは、ザックが思い描いていたシーンの全てを撮影し、どんな形にせよ存在しているという意味です」と、スナイダー監督は撮りたかった映像を撮り終え、ザック版はあると話す。続けて「当然VFXは未完成で、作品の99%が仕上がっているとは決して思わない」と完成度について語り、そして「わずかの再撮影の予定を除き、ザックのヴィジョンは全て撮影したよ」と、スナイダー版の完成にはわずかな再撮影が必要だと話した。



また、オリヴァ監督は「100%仕上がったものではないかもしれないが、予定されていたシーンは全て撮り、タイムラインの編集も行った」とも言っている。



それから10日程経ち、再びオリヴァ監督はTwitter上でストレートに「ザック版は存在する」とだけツイートしている。


オリヴァ監督の情報をまとめると、スナイダー版は存在するが"完成版"ではないという事だ。スナイダー版を完成させるには映像を完璧に磨き上げ、わずかな再撮影処理が必要になる。

ここまでは以前からの情報と変わりない。今回重要なのは「ザックが思い描いていたシーンの全てを撮影した」というオリヴァ監督の言葉である。



*タイムライン(TMS
(1)ノンリニア編集で、編集されたカットの並び順を一本の時間軸上に順番通りに表示する機能。(2)その表示画面。




前回 噂:「ジャスティス・リーグ」完成までの舞台裏、脚本は再撮影以前にジョンズが書き直し、その後ウェドンが複数から選ばれて参加



ちなみにこの話題のきっかけとなったヒューズは完成させるのに多額の費用がかかるため、ワーナーはやらないと言っている。見込みはないのかもしれないが、僕はDCがアメリカ限定で始めるデジタルサービス「DC Universe」の独占映画として、再撮影は省いた形でいいからスナイダー版を完成して配信くれないかなと最近ふと思った。DCの新作ドラマが誕生するのも嬉しいが、スナイダー版を出だしてくれたら更に良い気分になれる。





Source: Heroic Hollywood(1), (2)