「アナ雪2」ステマ騒動、電通社員が関与を認めたとウォール・ストリート・ジャーナル
「アナ雪2」ステマ騒動、これまでは
・「アナ雪2」ステマ騒動に日ディズニーが釈明&「エンドゲーム」「キャプテン・マーベル」にもステマ疑惑が浮上
・日ディズニー、「アナ雪2」ステマ騒動に対して再び謝罪文、「類似の案件」と他にもあったと認める
・日ディズニー、「アナ雪2」ステマ騒動に対して再び謝罪文、「類似の案件」と他にもあったと認める
「アナ雪2」ステマ騒動に対し、日ディズニーが2度「伝達不足によるミス」として謝罪のプレスリリースを出した。この騒動はウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)を通して海外にも伝えられた。その記事を書いた記者の望月崇が「複数の電通社員は自社の関与を認めました」と伝え、「ディズニーの声明とは矛盾している」とツイートしている。望月記者は「大なり小なり良くあること」で慣習だと伝えており、「今回のことで皆震え上がっている」そうだ。
アナ雪ツイート騒動、続報です。複数の電通社員は自社の関与を認めました。参加した漫画家は「PR表記をつけないよう依頼」とステルスだったことを告白。WSJは電通、ディズニージャパン及びディズニー本社に「誰の発案だったのか」問い合わせていますが、一切反応がありません。https://t.co/9pKudvvNfR— Takashi Mochizuki (@mochi_wsj) December 12, 2019
ディズニーの当初声明である伝達不足によるミスだった、とは矛盾する形になりますが、このように報酬が発生しながらもそれを明示しないことは「大なり小なり良くあること」と業界筋。「今回のことで皆震え上がっている」とのことですが、広く行われている慣習であることが伺いしれます。— Takashi Mochizuki (@mochi_wsj) December 12, 2019
一方、WSJに話をしてくれた絵師さんなどのクリエイター達は「このようなことがあると純粋な気持ちで特定の商品やサービスについて好意的に書いたものですらステマと疑われ、結果として創作や発表に対し萎縮してしまいかねず残念」としています。— Takashi Mochizuki (@mochi_wsj) December 12, 2019
徳力さん(@tokuriki)のコメントを追加しました。今回の様な行いについて「違法でないのを良いことに水面下に潜ってステマを続けてる人が多数いるのは事実」「(PRのプロを自称する人が)ステマを使ってるなら私はその人達はPRのプロとは認めたくない」としています。https://t.co/40AaXxcBJH— Takashi Mochizuki (@mochi_wsj) December 12, 2019
上記WSJで紹介されている漫画家のツイートは以下。小雨大豆のツイートに対しては「今回の件について仕事を依頼してきた代理店はPR表記をつけないよう依頼してきました」の部分が紹介され、大和なでしこのツイートは「PR表記は必要ないと説明がありましたので、その指示に従いマンガをツイートしました」の個所が紹介されている。
今回の件について仕事を依頼してきた代理店はPR表記をつけないよう依頼してきましたが、本文にアナ雪2のタグ2つと時間を揃えての投稿にする事で、これがステルスマーケティングにはあたらないと認識していたようです。— 小雨大豆 (@kosamedaizu) December 11, 2019
もっともその後のバタバタは作家共々反省するところは多いです。
(4/6)
依頼主側から作家達が同じ時間、同じタグを使用するのでPR表記は必要ないと説明がありましたので、その指示に従いマンガをツイートしました。— 大和なでしこ 11/21鬼嫁1巻発売C97三日目西A43b (@nadeshiko0328) December 11, 2019
内容的にも宣伝マンガと分かってもらえるはずとの本当に甘い思い込みで、PRと付けずにツイートし、後日指摘があってからPRと後付けしてしまいました。
(4/7)
この記事はThe Hollywood Reporterを通じても伝えられた。反響次第で、望月記者が今後も追っていくのだろうか?
Disney Japan's social media promo campaign for #Frozen2 has become mired in controversy around stealth marketing involving payments to manga artists praising the film https://t.co/17cqBE50La— THR International (@THRGlobal) December 13, 2019
昨日出したアナ雪2の記事、まさかの紙面B1(ビジネス面トップ)でちょっと驚いている pic.twitter.com/akaNzbBv5q— Takashi Mochizuki (@mochi_wsj) December 13, 2019
1番初めのツイートに対するリツイート数・いいね件数が凄いため、この報道への対応があるかもしれない。今回の騒動をデイリー・ビューグルはどうとらえているのだろう。あそこのJ・ジョナ・ジェイムソンは抜群の人気があるので、彼がコメントすればさらに多くの人が耳を傾けるはず。
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Source: Takashi Mochizuki(Twitter), The Wall Street Journal