日ディズニー、「アナ雪2」ステマ騒動に対して再び謝罪文、「類似の案件」と他にもあったと認める






先週、12月3日、ほぼ同時に7人の漫画家が「アナと雪の女王2」について好意的な「感想」漫画をTwitterで一斉に投稿した。それらにはPRと書かれておらず、ほぼツイートのタイミングがほぼ同じであったことからステマ疑惑が浮上した。翌12月4日に7人の漫画家が「PR漫画でした」「説明をしておらず大変失礼しました」といった内容の謝罪のツイートを行い、さらに12月5日に日ディズニーはステマ疑惑について「7名に感想を表現した漫画をTwitterに投稿するという企画であった」と言い、「PR表記が抜けていたのは関係者間でのコミュニケーションに行き届かない部分があった」とプレスリリースで説明をする。

しかし、ステマ疑惑は「アナ雪2」だけではなくマーベル・スタジオ作品「キャプテン・マーベル」「アベンジャーズ/エンドゲーム」など、他のディズニーが配給する映画でも同じことが行われているというのが取り上げられ、「『アナ雪2』だけではない」というさらなる疑惑に発展する。

そんな中、日ディズニーは本日、今回の騒動について新たに謝罪が書かれたプレスリリースを出す。そこには「本件を含む類似の案件は、当該指針に関する周知および遵守の不徹底が招いた結果であり、ご参加いただいたクリエイターのみなさまに責任はございません」と書かれており、「類似の案件」があったと認めるが、どの作品であるのかは発表されなかった。

「アナ雪2」の日本での成績は3週連続首位で、Eiga.comによると国内興収は60億円を突破し、そのスピードはディズニーアニメ、ピクサーアニメ全タイトルの中で史上最短であるとの事。

From Disney.co.jp
2019.12.11
「『アナと雪の女王2』感想漫画企画」にご参加いただいたクリエイターのみなさま、そしてファンのみなさまへ

私たちは、「『アナと雪の女王2』感想漫画企画」に関し、ご参加いただいたクリエイターのみなさまにご迷惑をお掛けしている事実を大変厳粛に受け止めています。また、この事により、ファンのみなさまを失望させてしまったことを真摯に受け止めています

ディズニーでは、マーケティング活動における社内指針を設けています。本件を含む類似の案件は、当該指針に関する周知および遵守の不徹底が招いた結果であり、ご参加いただいたクリエイターのみなさまに責任はございません。

改めまして、本件につきまして、深くお詫び申し上げます。今後は、このような事がないよう、社内指針の周知徹底を図り、再発防止に努めてまいります。これまでみなさまにいただいたディズニーに対する思いを心に留め、社員一同努力し続けてまいります。

ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社


前回


今回のプレスリリースではディズニーは漫画家には責任はないと発表したが、該当する漫画家の7人の内3人が再び謝罪ツイートをしているとねとらぼが伝えており、その中には「ディズニーの他に複数社が同件にも関わっていた」という内容のツイートが紹介されている。ねとらぼは関与していた漫画家らが所属するエージェント会社に再三問い合わせを送っているが、「担当者不在」の状態が続いており、回答は得られていないとの事。



「認めた、もういいだろう」と許す人もいるかもしれないが、これで終わりではなくハッキリさせようと更なる追及があるかもしれない。

全く関係ないが「Dlifeの終了」をやめるという発表も出て欲しいな。僕の場合、日ディズニーといえばDlifeなんだ。



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Source: Disney.co.jp, Eiga.com