北米週末興収、「ジョーカー」世界興収が9憶3400万ドルに、最終予測は10憶ドルへ、「ターミネーター」新作は期待外れ
11月1日~3日までの北米週末興収(見積り)が発表された。首位は「ターミネーター:ニュー・フェイト」で2900万ドル。この映画の北米興収は前に下方修正され3350万ドルと予測されていたが、それを更に下回る結果で、2015年の「ターミネーター:新起動/ジェニシス」のオープニング興収2700万ドルをわずかに上回っただけであった。現在の世界興収は1億2360万ドル。その内、中国興収は2800万ドルとなっている。
Deadlineによると「ターミネーター:ニュー・フェイト」の製作費は1億8500万ドル~1憶9600万ドル。ロッテントマトの批評家スコアは現在70%、オーディエンススコアは85%となっているが、ロッテントマトの評価は他のサイトのスコアとは違い高評価で、出口調査のCinemaScoreではB+、Metacriticではメタスコアが54/100、ユーザースコアは3.9/10となっている。
第2位は「ジョーカー」1390万ドル(-28%)。北米興収は2憶9960万ドルとなり、世界興収は9憶3400万ドルとなった。最終10憶ドルに到達する可能性があると伝えている。
「ジョーカー」は世界興収が9憶ドルに達すれば利益が4憶6400万ドルと分析されており、「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」の利益5憶ドルに並ぶと報じられていた。
・「ターミネーター:ニュー・フェイト」、本編映像と新ポスターを公開、北米週末興収は下方修正
・DC映画「ジョーカー」、世界興収が9憶ドルに達すれば「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」に近い利益に
・DC映画「ジョーカー」、世界興収が9憶ドルに達すれば「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」に近い利益に
「ターミネーター」シリーズは知名度はあるが、新作の評価はロッテン以外のユーザースコアは良くない。「ニュー・フェイト」は「T2」正統続編であり、ジェームズ・キャメロンが製作で参加し、製作費もかかった割には北米デビューは振るわなかった。同じキャメロン製作の「アリータ バトル・エンジェル」(製作費:1億7000万ドル)のようにはならないのかもしれない。
「アリータ」は2800万ドルで北米デビューし、北米の最終は8500万ドルと北米では駄目だったが、中国デビューが6400万ドルで、中国興収が世界興収を支え、Foxの言う損益分岐点はクリアした。しかし「ニュー・フェイト」は2800万ドルのデビューで、今後落ちていく。米でコケた場合の強力な支えがない。
「ジョーカー」は中国で公開されていない。しかし「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」の利益と同じという良い結果になっている。10憶を突破した際、再び利益に関するニュースが出るのか楽しみだ。
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Source: The Wrap, Forbes, Deadline