「アリータ:バトル・エンジェル」、続編を求めるキャンペーンをファンが展開






今年2月に公開された「アリータ:バトル・エンジェル」。ファンが続編製作を求めている運動を行っているというYahooのニュースをEiga.comが紹介した。

この映画の製作費は1憶7000万ドルで、世界興収は約4憶480万ドル。国別では中国興収が1億3339万ドルと最もよく、北米興収は8571万ドルと製作費の半分くらいであった。

興行収入は劇場と折半、宣伝費もかかるため、映画業界では製作費の3倍の興行成績を上げないと利益が出ないと言われているとEiga.com。この映画の場合、1億ドル前後の赤字を出した計算で、製作した20世紀Foxは現在ウォルト・ディズニーが所有しているため、続編製作が決定することは容易ではなさそうだと伝えている。

続きを期待させるエンディングとなっていたことから、自らを「アリタ・アーミー」と呼ぶファンたちが続編製作を求めるキャンペーンを展開。SNSで「アリータ バトル・エンジェル」の素晴らしさや続編の必要性を訴えるだけでなく、同作のブルーレイの予約購入を実施。その結果、米アマゾンでは同作関連のブルーレイがトップ10に2本エントリーする事態となっている。同作のDVDやブルーレイ、ビデオ・オン・デマンドが高いセールスを記録すれば、続編製作の可能性が高まると考えているようだ。実際、キアヌ・リーブス主演の「ジョン・ウィック」も、劇場公開では低調だったものの、DVDやブルーレイ、ビデオ・オン・デマンドを通じて人気に火がついた経緯がある。

「アリータ:バトル・エンジェル」は2019年7月31日にデジタル配信開始。ブルーレイ&DVDは2019年9月11日に発売。




この映画が公開されていた当時、Foxは損益分岐点を3憶5000万ドルから4憶ドルと言っていたので(Source: Deadline)、そこはギリギリクリアしたという印象がある。

上記引用に書いてあるように、家庭用版の成績で続編にゴーサインが出ることにファンは賭けているのだろう。




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Source: Eiga.com, Box Office Mojo