ソニーがスパイダーマンMCU離脱報道について声明を発表、ディズニーを非難
スパイダーマン映画の共同出資に関して、ソニー・ピクチャーズとディズニーが合意に至らず、ディズニー傘下マーベル・スタジオの社長であるケヴィン・ファイギが今後のスパイダーマン映画のプロデュースをしないとDeadlineが伝え、MCUを統括するファイギが外れる事により、スパイダーマンがMCUから離脱と様々な所が報じた。
この事に対しソニーは声明をTwitterで発表。スタジオ間のパートナーシップの期間が短くなったとディズニーを非難しているとThe Hollywood Reporterが報じた。「失望している」とソニー、「次の実写版スパイダーマン映画のリードプロデューサーとして彼(ファイギ)を続投させないというディズニーの決定を尊重する」と続け、スパイダーマン映画へのファイギの関与がなくなったと発表する。
ディズニーがFoxを買収したことにより「X-Men」や「ファンタスティック・フォー」といった作品の映画化権がマーベルに戻ったが、それによりファイギのやる事が増えたとソニーは言っており、「ディズニーが彼(ファイギ)に与えた新たな責任により、マーベルが所有していないIP(この場合スパイダーマン)に取り掛かる時間が彼(ファイギ)にはない事を理解している」と述べている。
Deadlineは、ディズニーが今後のスパイダーマン映画への共同出資に関して、50:50の条件を求め(、より多くの収益を得たいと考え)たが、ソニーはこれまで通りの条件を望んだため、交渉が決裂したと伝えた。今回の声明ではこの事については触れられていない。*詳しくは下記抜粋
From IGN
両社が合意に至らなければ、マーベル・スタジオの社長ケヴィン・ファイギは今後のスパイダーマン映画から離脱することとなる。ディズニーは今後のスパイダーマン映画への共同出資に関して、50:50の条件を求めたが、Deadlineによるとソニー・ピクチャーズはこれを拒絶。ソニーはこれまで通り、ディズニーが初日の興行収益の5%を受け取るというような条件をキープしたいと望んでいた。ディズニーはこれを拒絶し、交渉は決裂した。もし2社が再び交渉の場に戻らなければ、トム・ホランド演じるスパイダーマンは今後のMCU映画に出演できないことになる。そしておそらくソニーが手がけるスパイダーマン映画では、サノスやMCUに関連するプロットに言及することができなくなるだろう。
今年公開された「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」は「007 スカイフォール」の世界興収を上回り、ソニー史上No.1の作品になったと今週発表されたばかり。
今後、協力関係に良い変化が起こるかもしれないが、少なくとも今はソニー・ピクチャーズとディズニーとの間に亀裂が生じたようだ。
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Source: Deadline & Variety via IGN, The Hollywood Reporter