「アクアマン」スピンオフ「トレンチ」は「アクアマン2」より先に公開とプロデューサー、今後のDCEUについても語る






DCEU「アクアマン」「シャザム!」のプロデューサーであるピーター・サフランが「アクアマン」スピンオフの「The Trench/トレンチ」公開日について、 2022年12月16日全米公開の「アクアマン2」より先であるとThe Hollywood Reporterに語った。トレンチは低予算でホラー色を帯びた映画として企画されている。

その内容を伝えるCinema Todayによるとサフランは「トレンチ」について「コンセプトアートを作る段階から、我々は『ザ・トレンチ(原題)』のアイデアが大好きなのです」と言い、公開時期については「『アクアマン2』の前になると思います」と話した。また自身が関わっている「死霊館」シリーズを例に「『アクアマン』という母船があり、その世界観の中で語るストーリーが無数に存在するのです」と「アクアマン」を軸とした世界だと語っている。

また、サフランは「DCには公開を予定の良い映画があります。優秀な単独映画を作る場合、それぞれを1つにする必要はないと思います」と自身の考えを述べ、「ワンダーウーマン」を素晴らしい単独映画だといい、「アクアマン」も同じと思うと話す。DCEUは単独映画、それぞれが独立したシリーズで構成されるという計画を、ここでも強調しているかに思えるコメントだ。

DCEUについては、先日もワーナー・ブラザースのCEOでもあるケビン・ツジハラ社長が、今のDCEUは単独映画シリーズである事を強調していた。計画の変更がないというのがサフランのコメントからも感じ取れる。「ジャスティス・リーグ」のような作品はしばらく予定にないのだろう。




サフランの話は「『アクアマン』の世界をこれから深めていくよ」といった内容となっている。見方によっては今後のDCEUについて語っているようにも思える言葉だ。THRの記事内では「ジャスティス・リーグ」ではなく、「『アクアマン2』や『フラッシュ』を見たい」というパティ・ジェンキンス監督(DCEU「ワンダーウーマン」シリーズ)の言葉も紹介されている。

可能性はあるとは言われているが、「『ジャスティス・リーグ』のような作品の予定がないというのは残念だ」と思う人もいれば、「『バットマンVSスーパーマン』後から続いたゴタゴタの連続と比べると、計画の変更がない事は良い事」と感じている人もいるはず。


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Source: The Hollywood Reporter via Heroic Hollywood, Cinema Today