「ドラクエ」が3DCGアニメ映画化で夏公開、「ドラクエV」を原案する作品と発表






人気ゲームシリーズ「ドラゴンクエスト」、初のフル3DCGアニメーション映画「ドラゴンクエスト ユア・ストーリー」が発表された。「ドラゴンクエストV 天空の花嫁」を原案とする作品で、8月2日に公開される。

総監督と脚本に「ALWAYS 三丁目の夕日」シリーズの山崎貴、監督は「STAND BY ME ドラえもん」の八木竜一と花房真、原作・監修は堀井雄二、音楽はすぎやまこういち。(*ドラクエ公式のTwitterアカウント「ドラゴンクエスト宣伝担当(@DQ_PR)」は曲に関して"音楽はすぎやまこういち氏の名曲を使用"と紹介している)

公式サイトでは監修の堀井雄二と総監督・脚本の山崎貴のコメントが掲載された。

From DQ Movie
堀井雄二 コメント
いまから30年前に『ドラゴンクエストⅢ』が社会現象を巻き起こしたとき、漫画化や映画化のお話がいくつか来ましたが、ゲームとしてのお話をそのまま別の形で表現しても面白さに欠けるだろうと思って断ったことがありました。それから時間が経ち、ゲームの表現も増え、『ドラゴンクエストⅣ』以降はキャラクターを立てストーリー性をさらに重視したことで気持ちに変化が現れました。作品に対して思い出もいっぱいあるので、追体験が出来る映画化もアリかもしれないと思っていた頃にこのお話が来たのですが、山崎総監督率いるチームの方々に作ってもらえると聞いて凄く期待しました。最近ラッシュと呼ばれる完成前の映像を視聴しましたが、しっかりとポイントポイントを押さえているし、山崎総監督自身の捉え方もあってすごく見応えのある映画になったと思います。『ドラゴンクエストⅤ』では、“親子三代にわたって魔王を倒す”ということと“結婚相手を選ぶ”というゲームなのに本気で悩んでもらうという二つを物語の柱にしていました。一人の人間が子どもから青年へと成長し、そして親となり、自分の子どもが魔王を倒すという人生そのものを描きました。映画とゲームでは違っている部分もあるけれど、それがこの『ユア・ストーリー』というタイトルにハマっていると思います。昔からドラゴンクエストを愛してくれているファンの方にも観てもらいたいですし、まだドラゴンクエストを知らない人にも観てもらってゲームに触れてもらえたら嬉しいですね。

山崎貴総監督 コメント
4年前に最初にオファーを受けた時は、ゲームと映画は似ているようで実は凄く違うメディアなので、正直無理だと思い断りました。でもちょっといろいろ試しているうちに映画として勝負できる手を思いついて、3年半くらい前から動き始めました。いつもオリジナルの物語がある作品のCG映画を作る時は“理想的な実写化”を目指しています。今回もしっかりと映画であり、しかもまごう事なきドラゴンクエストであるというところを目指していきたいと思っています。皆さんの中にそれぞれのドラゴンクエストがあると思うので、最適解を見つけだせるよう沢山のドラゴンクエストファンに取材しました。皆さん凄く真剣に語ってくれるので、それが励みにもなりつつ、こんな熱量の人たちを相手にしなくてはいけないのか……と少し恐ろしくもなりました(笑)。「ドラゴンクエストⅤ」の中には人生そのものが描かれています。ですから僕はこの作品を青春映画にしたいと思っています。それから是非ドラゴンクエストに触れたことがない人たちにも観てもらいたいです。この映画で「こんなに凄い世界があるんだ!」と感じてもらい、この映画をきっかけにゲームに触れて頂く。そんな“ドラゴンクエストワールドへの入り口”の役目も果たせたら嬉しいです。





フル3DCGアニメーション映画「ドラゴンクエスト ユア・ストーリー」は8月2日に公開





キャラクター担当が紹介されていないのが気になる。

「ドラクエV」に欠かせないのは結婚イベント。それが劇中あるかに注目が集まるかもしれない。


Source: DQ Movie