ハリウッド版「メタルギア 」コンセプトアートが公開、監督が筋書きの詳細を語る
ハリウッド版「MGS」コンセプトアートが公開、監督が筋書きの詳細を語る
ハリウッド版「メタルギア ソリッド」のコンセプトアートをIGNが公開した。コンセプトアートはハリウッド版の監督を務めるジョーダン・ボート=ロバーツ監督(「キングコング: 髑髏島の巨神」)が「メタルギア」31周年を記念し、毎日1枚のコンセプトアートを紹介している。IGNが紹介したのはボート=ロバーツ監督がIGNに提供したコンセプトアートで、「メタルギアソリッド4 ガンズ・オブ・ザ・パトリオット」のオープニングを思い起こさせる1枚となっている。
本日は11日目で、ボート=ロバーツ監督が公開したのはこちら
DAY 11 of #METALGEAR31st@c780162 was known for his MGS1 speed-paintings, but I worked with him to apply his stunning style to the realm of MGS3.— Jordan Vogt-Roberts (@VogtRoberts) 2018年7月23日
The tragic relationship that occurrs between Naked Snake and The Boss is one of the most potent in the series.
Loyalty to the end. pic.twitter.com/hZ8TLyTJ8t
IGNによると「このアートはキャスティングについて暗示するものではありません」とボート=ロバーツ監督が断言。「映画のキャスティングはまだ始まっていません」と監督語る。また「私は象徴的なキャラクターたちを現実のものにするためのアイデアを持っていますが、このアートはそれをほのめかすものではありません。皆さんがこのアートを楽しんで、31日間にわたって公開していく『メタルギア』のアートを期待してもらえれば嬉しいです」と話している。
コンセプトアートは必ずしも同じ場面が描かれるとは限らない。キャラクターのデザインも公開された作品とは違う場合もあり、コンセプトアートにはいても映画には登場しないキャラクターもいる。それゆえ、このコンセプトアートの場面が映画本編に必ずあるとは限らない事に注意。
監督、筋書きの詳細を語る
この他にもIGNに対し、ボート=ロバーツ監督は情報を語っている。それは完成済み脚本の筋書きについて。IGNが配信するコミコンライブショーにて詳細を明かしたと報じられている。
「我々はゲームシリーズを文字通り再現するのでもなく、『ダークタワー』のようにファンから愛されていた要素を完全に切り捨てることもしていません」とファンが愛する要素は完全に切り捨てないと約束する。
小島監督については「私のように視聴者を裏切りなさい」(下記の【関連】の事かもしれない)と、様々な可能性を模索するよう促されたと話し、そして「まさに小島さんらしいコメントだ」と言い、「自分のゴールは、ファンが何を求め期待しているかをうまく描き、本シリーズの数十年に渡る壮大かつ素晴らしいタイムラインの一部を、映画として成立させること」だと述べた。
往来の「三幕構成」の形を取っていないとIGNへ明かし、「視聴者がこれまで目にしたことのない、メタルギアの伝説について切り込んでいく」とコメントする。キャスティングについては「脚本が完成したばかり」なので、キャスティングのプロセスはまだ開始していないそうだ。しかし「数え切れないほどのアイデアが頭を巡っている」と語る。上記のコンセプトアートのスネークはクリスチャン・ベールの似顔絵を参考したとの事。
ゲームの「メタルギア ソリッド」シリーズには、多くのイースターエッグが散りばめられており、それを愛しているファンも多い。そういった要素もジョーダン・ボート=ロバーツ監督が描いてくれるのか楽しみな所だ。
Source: IGN(1), (2), @IGN-IN(Twitter)