「超電磁マシーン ボルテスV」40周年記念イベント、堀江美都子の案内映像とアニメ本編映像付きのカラオケ映像が公開








「超電磁マシーン ボルテスV」40周年記念イベント、堀江美都子の案内映像とカラオケ映像が公開


放送40周年を記念し、フィリピンでラン&ファンイベントが現地時間2月10日に開催される日本のロボットアニメ「超電磁マシーン ボルテスV」。「ボルテスV」はフィリピンでは圧倒的知名度を誇り、最高視聴率が58%を記録する人気アニメ。

「ボルテスV」は長浜忠夫が総監督として制作指揮した長浜ロマンロボ3部作の1つ。シリーズには「超電磁ロボ コン・バトラーV」「闘将ダイモス」がある。(「未来ロボ ダルタニアス」を含み4部作として扱われる場合もある)「ボルテスV」は「コン・バトラーV」の大成功を受け制作された超電磁シリーズ第2弾でもある。

フィリピンでのラン&ファンイベントは10月に発表されたが、新たに招待映像とアニメ本編の映像を使用したカラオケ映像が公開された。招待映像は、「ボルテスV」のオープニング曲を歌い、このイベントではライブを行う堀江美都子からのメッセージとなっている。









作品紹介Toei-Video
「超電磁ロボ コン・バトラーV」の大成功を受け制作された超電磁シリーズ第2弾である。5台のメカが合体して1体のロボットになり、5人の若者がそのパイロットとなって青春を懸けて戦うなど、基本設定こそ前作を踏襲しているが、長浜忠夫総監督をはじめとするスタッフは、より重厚なドラマと設定を駆使することで、全く異なる作品世界を構築した。主人公が敵であるボアザン星人の血を引いているという衝撃的な展開、父子の離別、異母兄弟との対決、圧政への抵抗と革命、そして解放のストーリーなど、一話完結のエピソードが多かった「コン・バトラーV」に対し、「ボルテスV」は大河ドラマとして大きなうねりを持つ物語を展開した。さらに[角のある者が貴族階級として君臨し、角のない者たちを支配する]という敵・ボアザン星の設定を通じて、差別問題に踏み込んだ点は他に類を見ない意欲的な試みであった。そのドラマ性は海外でも高く評価された。現在でもアニメブーム黎明期の大傑作と評価される所以である。そして、何といっても最大のポイントは、美形キャラとして登場したプリンス・ハイネルに尽きるであろう。ハイネルは、実は敵として戦いつづけてきたボルテスVパイロットの剛三兄弟が実の兄であった。最終回で明かされる衝撃の事実は、前作の大将軍ガルーダの悲劇に勝るとも劣らず、さらに多くの女性ファンを魅了した。ハイネルが、その生い立ちから背負わされた宿命は、単なる敵役以上の存在感をキャラクターに与え、作品世界に奥行きと味わい深さをもたらすことに成功した。その人気は凄まじく、ライバルキャラとしては初めてアニメ誌の表紙を飾るほどのものであった。加えて、ロボットアニメの歴史の中で、剣を使うロボットは数あれど、とどめの必殺技として敵を一刀両断にするパターンは、ボルテスVの[天空剣Vの字斬り]が初めてである。このインパクトは絶大で、その後、アニメ、特撮を問わず、スーパーロボットの必殺技といえば「○○剣??斬り」がお約束となるほどの影響を残した。現在に至るまで、その人気は揺るぎなく、2006年の5月にバンダイより発売された[超合金魂 ボルテスV]でもメインギミックとして再現されるなど、大きな話題を呼んだ。