「ジャスティス・リーグ」ファンがザックによるディレクターズカットを要求&とあるライバルスタジオ「変更は脚本に元からあったもの」
ザック・スナイダーによるディレクターズカットを要求するキャンペーンが早速開始
映画はスナイダー監督のヴィジョンに従いジョス・ウェドンによって完成されるとキャストや制作側から伝えられていた。例としてベン・アフレックがロンドンで開催されたプレスイベント時にウェドンの影響について述べている。
IGNによるとアフレックは「ザックのDNAです」と言い、「彼がキャスティングを担当しましたし、映画をデザインしました。」と話し、「映画業界で働いていない人々は、どれほどの作業が準備段階で行われているかを理解していないのだと思います。キャスティングやセットの建設、脚本の作成など、作業は既に進んでいるのです」と説明した。そして、役者以外に監督の仕事もするアフレックは「現場で変えられるのは10%か15%くらいのもの」と言い、ウェドンがスナイダーのヴィジョンに沿っていると語る。
「本当にザックのビジョン通りに進んでいきました。ザックが続けられなくなった時には、このジャンルで非常に秀でた別の監督に引き継いでもらうことができ、本当にラッキーでした。そして、彼は作品に魔法をかけ、綺麗に仕上げてくれました。私が『あのシーンはジョスが撮ったシーンだよ』と言うことはできないと思います。彼らは共通のゴールに向かって、一緒に作業していました……私には、ジョスが映画を引き継ぐ前にザックと話し合ったことを元に、作業をしていたように感じられました」
先ほど紹介したDeadlineの興収に関する記事にはウェドンの再撮影について触れている。記事では、とあるライバルスタジオの重役から手に入れた話を紹介しており、再撮影というのは「監督が再撮影のために呼ばれた際、映画のDNAを完全に変更するという話は聞いたことがない。それは初めから脚本にあったものだ」と書いている。ソースは明かされていないが、Deadlineがしっかりとした所であるため、信用できるだろう。
キャストや業界人はこのように言っているが、公開された作品はスナイダー監督のヴィジョンとは思えない内容であると伝えるサイトもあり、Comic Bookはかなりの変更があったと見なしている。
ファンの中にもそう感じている人がいるのだろうか。Roberto Mataという人物が署名募集サイトChange.orgで「スナイダー監督によるディレクターズカットで曲をジャンキーXLに変更したのを家庭用版で出して欲しい」というキャンペーンを開始した。
このニュースとは別であるがBatman Newsは「ファンはザック・スナイダーによるオリジナル・カットがどれほど違っているのかを知りたいと恐らく思っているが、残念な事にきっと知る事はないだろう」と書いている。(紹介した記事はコチラ)
「ジャスティス・リーグ」の日本公開は11月23日、映画を見てザック感があるかどうかを確かめるまであと少し。
再撮影といえば驚いたのはこれだ。ツイートしたのはEWのDana Schwartz。髭をCGで消したヘンリー・カヴィルがアダム・ボールドウィン(「ザ・ラストシップ」「CHUCK」)のような感じになっている。(僕にはボールドウィンに見えて仕方がない)
UPDATE
Twitterで紹介した所、以下の写真のシーンは試写会で見たという人から本編にはなかったとの指摘を受けた。そして海外サイトを調べた所Comic Bookではスクリーンキャプチャとして紹介している。*Comic Bookはネタバレ注意としていた。下へのスクロールは注意。
口髭の費用や時間に関する話題はこちら
・「ジャスティス・リーグ」スーパーマンの口髭問題、デジタル処理にかかる費用は数百万ドルの可能性
JUSTICE LEAGUE EXEC: We can just CGI Henry Cavill’s mustache out it will be fine and not look weird at all— Dana Schwartz (@DanaSchwartzzz) 2017年11月17日
HENRY CAVILL: pic.twitter.com/Ag41j6LbPn
Source: Comic Book, IGN, Deadline