ゴールデン・グローブ賞、「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」が最多3冠、「ジョーカー」は2冠






アカデミー賞の最大の前哨戦である第77回ゴールデングローブ賞授賞式が現地時間1月5日に開催された。結果をEiga.comが伝えている。

クエンティン・タランティーノ監督「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」が最多3冠に輝いき、作品賞(コメディ/ミュージカル)、ビラッド・ピットが助演男優賞、タランティーノ監督が脚本賞を受賞する。







作品賞(ドラマ)に輝いたのはサム・メンデス監督(「007」シリーズ「スカイフォール」「スペクター」)の「1917 命をかけた伝令」で、メンデス監督は監督賞を受賞し、主要2部門を制覇する。



4部門にノミネートされていた「ジョーカー」は、ホアキン・フェニックスが主演男優賞(ドラマ)を受賞し、ヒルドゥル・グーナドッティルが作曲賞を受賞した。





ホアキン・フェニックスがスピーチで放送禁止用語を連発したとCinema Todayが紹介している。記事によると、何度も音声が消されることになったが、こうした事態に備え、授賞式の模様は米NBC局が数秒遅れで放送していたそうだ。

Joaquin Phoenix Drops F-Bombs in 'Joker' Speech at the Golden Globes

From Cinema Today
映画部門の男優賞(ドラマ)を受賞して舞台へと上がったホアキンは、同賞の他の候補者に向けてのコメントで早速「みんな知っているけど、僕たちの間にはファッキン競争なんてない」と放送禁止用語を使用。「僕は君たちにインスパイアされている。僕は君たちのファッキン生徒だ」とホアキンがFワードを口にして同業者をたたえるたびに、放送は無音となった。

ホアキンは自身の“扱いにくさ”を理解しているようで、『ジョーカー』のトッド・フィリップス監督に向けては「トッド、君は素晴らしい友でコラボレイターだ。僕をこの映画に出るよう説得してくれ、全てを出し切るよう励ましてくれた。僕は本当にウザい奴だ。君がそんな僕に耐えてくれたなんて信じられない。恩に着ます」と感謝の言葉を贈り、席で見守る婚約者で女優のルーニー・マーラに向けては「ルーニー……」とだけ語った。…

受賞結果(From Eiga.com)
▽作品賞(ドラマ) 「1917 命をかけた伝令」
▽主演男優賞(ドラマ) ホアキン・フェニックス 「ジョーカー」
▽主演女優賞(ドラマ) レニー・ゼルウィガー 「ジュディ 虹の彼方に」
▽作品賞(コメディ/ミュージカル) 「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」
▽主演男優賞(コメディ/ミュージカル) タロン・エガートン 「ロケットマン」
▽主演女優賞(コメディ/ミュージカル) オークワフィナ 「フェアウェル」
▽アニメーション映画賞 「Missing Link」
▽外国語映画賞 「パラサイト 半地下の家族」
▽助演男優賞 ブラッド・ピット 「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」
▽助演女優賞 ローラ・ダーン 「マリッジ・ストーリー」
▽監督賞 サム・メンデス 「1917 命をかけた伝令」
▽脚本賞 クエンティン・タランティーノ 「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」
▽作曲賞 ヒドゥル・グドナドッティル「ジョーカー」
▽主題歌賞 “(I'm Gonna)Love Me Again” 「ロケットマン」

Eiga.comはこの他にもテレビ部門の結果も伝えている。




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Source: Eiga.com, Cinema Today