「アベンジャーズ/エンドゲーム」、「アバター」超えできずとの見通し、国別では大きな差が出た国もあり






先週末、映像を追加し北米公開された「アベンジャーズ/エンドゲーム」。6月28日から6月30日の北米週末興収は610万ドルであった。世界興収で歴代1位の「アバター」超えが期待されたが、そうはならないようだ。Forbesが世界興収でも北米興収でも2位で終わるだろうと伝えている。

「エンドゲーム」の世界興収は7月2日付けで27憶6600万ドルで「アバター」の世界興収は27億8700万ドル、2100万ドルの差。北米興収は8億4300万ドルで北米興収歴代1位は「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」で北米興収は9憶3660万ドル、9000万ドル以上の差がある。(Box Office Mojo調べ)

世界興収に関しては、北米だけの成績だけではなく他の地域の興収も関係している。6月28日付けのDeadlineでは「アバター」と「エンドゲーム」の地域別興収比較を紹介、「エンドゲーム」が上回ることができなかった国を挙げた。興収結果に大きな差がある(以下)。「アバター」が世界興収で上回っている理由はいくつかあるが、その内の1つとして、3Dが流行ったとDeadlineは伝えている。


北米外の興収比較 国名:左が「アバター」、右が「エンドゲーム」の興収
France ($175.6M compared with $59.3M), Japan ($172M vs. $54.7M), Germany ($162.3M vs. $63M), Russia ($117M vs. $45.6M), Spain ($110M vs. $32.5M) and Italy ($83.5M vs. $33.8M).


「アベンジャーズ/エンドゲーム」のMovieNEX(ディスク版)は9月4日に発売、デジタル版は8月7日配信開始。




このままだと2位で終わる。世界興収で「アバター」を上回るには別の追加映像版を出さないと無理なのかもしれない。

上記はインフレ調整なしの結果。Yahoo Entertainmentはインフレ調整した結果を伝えており、調整した場合「エンドゲーム」は歴代5位との事。その場合の世界興収ランキングは「風と共に去りぬ」が1位(37億)、2位「アバター」(32億)、3位「タイタニック」(30億9000万ドル)、4位「スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望」(30億6000万ドル)。こんな見方もある。



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Source: Forbes, Deadline, Yahoo, Box Office Mojo, Comic Book