ジェームズ・ガン監督、過去の発言により「ガーディンアンズ・オブ・ギャラクシー」第3弾の監督をクビに、前日には「フ〇ック、バットマン」と楽しむ








ジェームズ・ガン監督、「GotG」第3弾の監督をクビに


MCUを代表する作品「ガーディンアンズ・オブ・ギャラクシー」シリーズ。そのシリーズの監督と脚本を手掛けるジェームズ・ガン監督が2020年公開予定の「ガーディンアンズ・オブ・ギャラクシー」第3弾より解雇された。

2008年から2011年の間にガン監督はタブーとされるレイプや小児性愛などをジョークにしたツイートを行っていた。それを保守派のニュースサイト「The Daily Caller」が発掘し、右派のコメンテイターであるジャック・ポソビエックなどが拡散したのが、解雇の原因。ウォルト・ディズニー・スタジオはガン監督とのビジネス関係を打ち切ったと発表した。



IGNによるとガン監督は反トランプ派として知られており、保守派のコメンテーターたちはTwitterを通し、サンディエゴ・コミコンに出席する予定だったガン監督にこの件を問い詰めるよう呼びかけていた。

これを受けウォルト・ディズニー・スタジオのアラン・ホーン会長は「ジェームズのTwitterフィードから見つかった攻撃的な姿勢やコメントは弁護の余地がなく、我々のスタジオの価値観と一致しないものです。我々は同氏とのビジネス関係を打ち切りました」と声明を発表。

ガン監督も20日声明を出し、過去の発言を「人々の反応を刺激しようとして完全に失敗した」「長年、それらの発言を後悔してきました」「何年たっても私は過去の自分の責任を取ります」と話す。そしてディズニーの解雇という決断を「受け入れる」と語った。

「ガーディンアンズ・オブ・ギャラクシー」第3弾はジェームズ・ガン監督/脚本で秋から撮影開始予定であった。後任は発表されていない

ガン監督の声明
「ほぼ10年前の私のコメントは、人々の反応を刺激しようとして完全に失敗した、不幸な発言の数々でした。それから長年、それらの発言を後悔してきました――それらの発言が愚かで、つまらなくて、恐ろしいほど無神経で、当時の私が思ったように刺激的ではなかったからだけでなく、今の私、ここ数年の私を反映していないからです。どれくらいの時間がたったかにかかわらず、私は本日のビジネス上の判断を理解し、受け入れます。何年たっても私は過去の自分の責任を取ります。私に今できることは、誠実かつ心からの後悔の気持ちを表明するだけでなく、自分がなれるベストな人物になることです――受け入れ、理解を示し、平等のために尽くし、公の場での発言に対し、もっと思慮深くなることです。業界の人と、それ以外の人たちへ、心からのお詫びを申し上げます。皆さんを愛しています」(IGN)


ガン監督は前日まで「Haha, "F〇ck Batman," oh man」とDC新作ドラマ「タイタンズ」のトレーラーをファンと同じように楽しんでいたばかり。







海外では「ガーディンアンズ・オブ・ギャラクシー」のアトラクションもある。「スタジオの価値観と一致しない」とディズニー。ガン監督は「長年、それらの発言を後悔してきました」言っているが、キッズやその親、女性を対象にしているディズニーにとっては明るみになった過去の発言が見過ごせないものになったのだろう。

ディズニーは最近女性の映画制作者を支援するプロジェクトを始動し、ディズニーCCOのジェニファー・リーは「アナやエルサ、モアナのようなキャラクターの冒険により、子供たちに大きな夢を抱かせることは、私たちディズニーの核心的な価値です」と述べていた。

「ビジネス関係を打ち切りました」とディズニーは言っており、この問題によって脚本も変更になるのだろうか?それが気になる。





Source: IGN, AFP BB News