ザック・スナイダー監督、次回作はアイン・ランド原作の「水源」と明かす
ザック・スナイダー監督、次回作は「水源」と明かす
「バットマンVSスーパーマン」「マン・オブ・スティール」のザック・スナイダー監督。次回作はアイン・ランド原作の「水源/The Fountainhead」とVeroにて明かした。ファンが「次のプロジェクトはなんですか?」と質問し、スナイダー監督が「Fountainhead」と答えた事から明らかとなった。
「水源」は1943年に出版。ゲイリー・クーパー主演で1949年に「摩天楼」というタイトルで映画化されている。スナイダー監督は昨年、娘が自殺し、傷ついた家族を支えるため「ジャスティス・リーグ」を途中降板。再撮影や編集といった残りの作業を「アベンジャーズ」ジョス・ウェドンが引き継ぎ、映画は完成した。スナイダー監督による次の劇場公開作は制作準備中の「The Last Photograph(ザ・ラスト・フォトグラフ)」と思われていた。(6月撮影開始の噂も3月にあった。)
— Talk Film Society (@TalkFilmSoc) 2018年5月28日
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グリーンスパンFRB議長が、若き日に心酔し、信奉した偉大な女性思想家であるアイン・ランド。ランドが創設したアメリカ保守思想の一つの大きな流れ「リバータリアニズム」の考え方を具体的に描き出した小説が本書『水源』である。1943年の発表以来、現在もアメリカで読み継がれ累計500万部を超す大ロングセラーの本邦初訳。
1922年の初夏、主人公ハワード・ロークは建築工事労働者をしながら建築家めざして苦学しながら通っていたマサチュセーッツ州にあるスタントン工科大学を退学になる。学業は優秀だし才能もあるが、大学で教えられる建築学に異をとなえたことから教授達の怒りを買った。ローマ時代やルネサンス時代などの古典建築を現代風にするだけの建築学に彼は満足できない。その建築物の機能を最大限に活かすデザインと建築法と素材を妥協なく彼は求める。かれのデザインと見解は、教授達にはそれまでの建築の美意識を否定する傲慢さに見える。彼は私淑していた高層建築家であり、今は落ちぶれているヘンリー・キャメロンのニューヨークにある建築事務所に就職する。ロークにとってキャメロンは真に才能あるプロなのだが、時代はキャメロンについていけない。同様に、キャメロンを理解できるロークの仕事も、また理解されない。小説は、彼が一流の建築家として名実ともに認められる約18年間の苦闘を時間軸に沿って、舞台を主にニューヨークにおき、描いている。この小説は単なる成功物語ではない。ロークの建築観は彼の世界観、人間観、人生観と結びついていて、それらは彼の生きる時代ばかりでなく伝統的それらと真っ向から対立する。この小説は、ロ-クの思想闘争でもある。小説は、彼と3人の男と1人の女との関わりを通して描かれていく。
詳しい情報はVeroにてスナイダー監督より明かされるかもしれない。
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Source: Heroic Hollywood, Deadline