「ジャスティス・リーグ」のコスチューム・デザイナー、スーパーマンがブラックスーツを着なかった理由を明かす








「ジャスティス・リーグ」スーパーマンがブラックスーツを着なかった理由


未公開シーンでイースターエッグとして確認されたスーパーマンのブラックスーツ。ファンは当初、復活したスーパーマンが原作のようにそのコスチュームをまとう物だと考えていた。しかし、劇中ではその姿を見る事はできなかった。なぜ劇中でスーパーマンがブラックスーツを着る事がなかったのか、その理由をコスチューム・デザイナーであるマイケル・ウィルキンソンがDigital Spyに語った。

ウィルキンソンは「初めからブラックスーツは製作側の私達を魅了しました」と言い、続けて「『マン・オブ・スティール』のドクロに埋もれる悪夢のシーンでブラックスーツを垣間見れます。『ジャスティス・リーグ』削除シーンでは船内を歩くクラーク(スーパーマン)の背景にブラックスーツがわずかだが映ります」と言った。

そして「『ジャスティス・リーグ』の準備をしていた時、初めはスーパーマンの復活した姿は理に適っていると思った。ザックは原作のスーパーマンの描写、蘇ったスーパーマンがブラックスーツを着るという伝統的な姿に敬意と情熱を持ってます。」と当初ザック・スナイダー監督は原作を重視していたと話す。

しかし、その予定は変更される事になる。ウィルキンソンは「プリプロダクション中に映画のトーンが変更され、製作陣はクラシカルな赤と青のコスチュームの方がストーリーと脚本に合っていると考えるようになった。よりポジティブで明るいスーパーマンのイメージが必要だと思うようになった。つまり希望の表象、世界が救われるというのが重要で、その方向へと私たちは進んだのです。」と話した。

当初はブラックスーツで行くつもりであり、「マン・オブ・スティール」から布石を敷いていたが、「バットマンVSスーパーマン」がダークだと批判された事により、トーンを変更せざる負えなくなったため、スーパーマンのブラックスーツ姿を目にする事ができなくなったと考えられる。

この後、再撮影の脚本により、いくつかの内容が書き換えられたのだろう。






Source: Digital Spy via Comic Book