無料のフェイクポルノ作成ソフトと5万円台のPCを使い、「ジャスティス・リーグ」スーパーマンの髭を剃った比較動画が登場
フリーのフェイクポルノ作成ソフトを使い、スーパーマンの口髭を剃った比較映像
アダルト・ビデオのAV女優の顔に有名人の顔を重ねた偽の有名人ポルノ映像を作るAI（人工知能）が海外で話題となっている。完成度の高いフェイク映像の発端はRedditユーザーのDeepfakesが投稿した映像で、有名人ではこれまでガル・ガドットやもスカーレット・ヨハンソン、テイラー・スウィフトなどのフェイクポルノが作られた。投稿者のユーザー名から名付けられたのだろう、作られた映像は「Deepfakes」と呼ばれている。またDeepfakesは無料でフェイク映像を作れるソフトウェア「FakeApp」を開発している。
Giagzineが紹介する記事によるとDeepfakesは著作権違反や名誉棄損に繋がる可能性があるが、法的に曖昧な領域との事だ。だが増殖するDeepfakesは対象者本人の同意がない事が問題視されている。BBCによると、Twitter社は対象者の同意がないDeepfakes動画をツイートするアカウントを停止すると語っている。記事によると中には児童虐待映像も作られているそうだ。禁止の動きはTwitterに限らず、、作成した動画をアップロードするためのプラットフォームとして使われてきたPornhubがDeepfakesを削除することを発表、Deepfakes発祥の地であるRedditもFakeAppを公開するサブレディットdeepfakesを閉鎖した。
過熱化するフェイクポルノが問題となっているが、記事冒頭の動画を見てもわかるように、その技術力は凄まじい。ハリウッドのプロやプロが使用するソフトウェアが作った映像に500ドル（今日のレートで約5万4500円）のPC＆フリーのソフトを作った映像が追いついているように思える。
「ジャスティス・リーグ」比較映像以外にも「マン・オブ・スティール」のニコラス・ケイジを使ったパロディー映像や「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」の中でキャリー・フィッシャーを若返られた映像とした比較映像もある。キャリー・フィッシャーの映像はdeepfakesによると20分で作った映像そうだ。
関連
「ジャスティス・リーグ」スーパーマンの口髭問題、デジタル処理にかかる費用は数百万ドルの可能性
Source: Batman News, Gigazine (1), (2), (3), BBC, ITmedia
