DC映画の新戦略、ユニバース全体を重視したものから単独映画を強調したシリーズに&「ナイトウィング」監督、MCUのコピーではないDC映画は監督主導と語る









DC映画の計画が変更


Vultureに対してDCエンターテインメントのチーフ・クリエイティブ・オフィサーであるジェフ・ジョンズと社長のダイアン・ネルソンが今後の計画について話した。単独映画を重視したユニバースを展開してく事が語られた。

ネルソンが言うにはユニバースという概念は残り、連続性は保たれるが、ユニバース全体でのストーリーラインや作品同士の相互作用を強調する形式は今後はとらないようだ。「ワンダーウーマン」はこれまで公開された作品と比べると繋がりがほとんど感じられない作品で単独作品として強調された内容であったが、それがテストケースであったそうだ。

「ワンダーウーマン」の大成功により、今後もその形式がとられる様子。来年12月末に公開される「アクアマン」でも「ワンダーウーマン」のようなスタンドアローンを強調した内容になるようだ。ジョンズは「ジャスティスリーグのようにキャラクター同士を結ぶ映画もありますが、例えばアクアマンだと、アクアマンを全ての映画と結び付ける事が私たちの目的ではありません」と語った。また、ネルソンは「DC映画ユニバースはユニバースのままであり、それらを創る映画製作者を中心として形成されます。」と付け加える。

今後のユニバースに関すること以外にも噂や批判についてもジョンズは語っている。ジョンズは話し合いや契約といった開発中の内容が漏れる事はあるが、それが間違って報じられる事があると取り組んでいる作品に対する噂や計画性がないという批判に対して話している。内部で語られている事がたくさんあるのだそうだ。


*原文が長い為、かなり省略した




計画は突然変更?


ワーナーとDCは「ジャスティス・リーグ」後はユニバース色を控えめにし、監督が作る個々の作品によってユニバース全体を盛り上げていくようだ。作り手が主体といった話が出たのは初めてではない。

2週間ほど前に現在開発中の「ナイトウィング」監督クリス・マッケイがDCEUはMCUをコピーしたものではなく、ワーナー・ブラザースは監督を主体としたスーパーヒーロー映画を作る事に焦点を当てていると話し、例として「ワンダーウーマン」がそうであったと語る記事がMetroより出ている。

今回のニュースはマッケイ監督が言っていた事をDC自らが具体的に説明したといった風に感じた。2週間前からよく似た内容が監督サイドから伝えられているので、計画は急に変更された物ではなく、「ワンダーウーマン」がテストケースであったように、以前より関係者の中ではわかっていた事なのかもしれない。*MCUはスタジオ主導(先リンクの記事後半に記載)




最後に、Vultureの記事でジェフ・ジョンズはジョーカー単独映画が属する新レーベルの名前を"もうすぐ"明かされると話す。本日はDCEUという現在展開されているDCコミックスのユニバース名についてのニュースが出ている。

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Source: Vulture,EW, Batman News, Metro