「X-Men」新作の延期は第3幕撮り直し、「ニュー・ミュータンツ」は50%の撮り直し








「X-MEN: ダーク・フェニックス」新脚本による第3幕撮り直し


公開延期が報じられた「X-MEN: ダーク・フェニックス」と「ニュー・ミュータンツ」。なぜ延期となったのかの情報が出ている。

2018年11月2日から2019年2月14日になった「X-MEN: ダーク・フェニックス」に関してはColliderThe Hollywood Reporter(THR)による2つの情報があった。延期の理由について、どちらも再撮影だと伝えている。

最初に報じたColliderによると、重要なシーンの撮り直しにマイケル・ファスベンダーやジェニファー・ローレンスといったキャストのスケジュールが合わず、2018年8月か9月になるまで空かないのが原因との事。撮った後の視覚効果を完成させる時間が2・3か月しかないという。

THRによると、再撮影は第3幕を作り直すために再撮影が必要なのだそうだ。費用は1000万ドル未満で撮影開始は夏の終わりか、初秋だと思われると伝えた。

「X-MEN: ダーク・フェニックス」の監督は、これまでの映画X-Menシリーズで脚本やプロデユースを手掛けてきたサイモン・キンバーグ。この映画はキンバーグの監督デビュー作となる。



「ニュー・ミュータンツ」は50%の撮り直し



「ニュー・ミュータンツ」の延期についてColliderが書いている。少なくとも作品の50%が撮り直しになるのかもしれないとの事。延期にはスタジオと監督のジョシュ・ブーンとの間にクリエイティブ面での相違がある事から、「ダークフェニックス」の延期の理由と比べると複雑な事情があると書いている。

「ニュー・ミュータンツ」の延期は2度目、初めの延期は2018年4月13日から2019年2月22日であったが、再延期により2019年8月2日全米公開となった。







ColliderとTHR、両方とも伝えている再撮影の時期は同じだ。それゆえColliderの情報にTHRがさらに情報を追加したと見るのがいいと思った。

THRの原文でも触れている事だが、「ダーク・フェニックス」の2月第2金曜日への延期は悪くない。作品の評価も影響するかもしれないが、2月の第3月曜日は祝日ワシントン記念日であり、興収アップが期待できる。「デッドプール」(2016)は良い結果を残した。今年だと、その祝日前に全米公開された「ブラックパンサー」も良い結果に結びついている。Box Office Proが発表した「デッドプール2」の興収予想は「デッドプール」よりオープニング興収や最終興収が低かった。そうなる理由としてこの祝日が挙げられている。





Source: Collider via IGN, The Hollywood Reporter