ブライアン・シンガー、少年への性的暴行疑惑の中、X-Menドラマ「レギオン」より降板、参加ドラマへの影響は?








ブライアン・シンガー、少年への性的暴行疑惑の中、X-Menドラマ「レギオン」より降板


X-Menドラマ、「美女と野獣」ダン・スティーヴンス主演の「レギオン」に製作総指揮で参加しているブライアン・シンガーが降板したとDeadlineが報じた。ブライアン・シンガーはこれまでX-Menの映画シリーズや「スーパーマン リターンズ」などを手掛けてきた。昨年12月上旬にはロックバンド「クイーン」を題材にした20世紀Foxの伝記映画「Bohemian Rhapsody(ボヘミアン・ラプソディ)」の監督から解雇されている。理由は無断欠勤の繰り返し。無断欠勤についてシンガーは「両親の健康状態が理由で、どうしようもなかった」と主張した。

シンガーが「Bohemian Rhapsody」の監督から解雇された時期に当時17歳の少年への性的暴行疑惑が報じられた。シンガー監督にはこれまで何度も少年への性的暴行疑惑があり、新たな疑惑と共にこれまでの騒動をサイゾーウーマンは伝えている。

記事によるとシーザー・サンチェス・グズマンという男性が17歳の時(2003年)に、裕福な投資家が所有する豪華ヨットで開催されたパーティーにたくさんの若いゲイたちとともに招かれ、シンガーに誘われ、2人きりになった時にレイプされたと訴訟を起こす。

レイプ後にシンガーから「黙ってれば、お前に役を与えてやる」「俺はハリウッドでは、とても権力があるプロデューサーだからな」「もし誰かに今日起こったことを言っても、誰もお前を信じないだろう。そして、俺はお前を潰す」と脅しをうけ、ショックで心身を病み、トラウマに苦しむようになったそうだ。

シンガーの弁護士はこの事に対し真っ向から否定。シーザー・サンチェス・グズマン側の弁護士は2014年にシンガーにレイプされたと提訴し、シンガー側から否定する証拠を出され、訴えが却下されたマイケル・イーガンの弁護士だそうだ。しかし、これが理由で南カリフォルニア大学映画学科は、彼の名前が付いた授業プログラムを変更することを発表したとCinema Todayは伝えている。

ここまでが昨年に12月に起きたブライアン・シンガー情報。年が明け、新たに海外ではX-Menドラマ「レギオン」より降板と報じられた。



X-Menドラマ「レギオン」より降板、ドラマへの影響は?


シンガーと同じくこのドラマの製作総指揮であるノア・ホーリー(ドラマ版「Fargo/ファーゴ」脚本・製作総指揮)はDeadlineに対し「ブライアンがこのドラマから降りたいと言っているので、そうした」と言った。

またホーリーは「彼とはコンセプトのごく初期の段階で数回会っただけ。彼はパイロット(第1話)の監督をしたいと興味を持っていたが、私がパイロットの監督をする事になり、それ以来、彼とは話していません。クレジットに名前があるだけでした。」と話す。実際の所「レギオン」へのシンガー関与はほとんどないようだ。

シンガーがパイロットの監督を行い、制作総指揮として加わっている「The Gifted(ザ・ギフテッド)」では立場が危うくなっているらしい。海外ドラマNaviによるとFOXエンターテインメントのマイケル・ソーン社長がいうには、同局の重役がシンガーの性的暴行疑惑を大変深刻にとらえており、彼を降ろすどうか検討しているとのそうだ。

FoxのX-Men映画シリーズの指揮は「X-Men: アポカリプス」以降シンガーからサイモン・キンバーグへと既に移っており、シンガーのX-Men実写関連への関与はなくなるのかもしれない。







Source: Comic Book Movie, Eiga.com,CyzoWoman, Cinema Today, DramaNavi.neti