アニメ目が不気味と話題になったハリウッド実写版「銃夢」、目の理由を監督が説明








ハリウッド実写版「銃夢」、大きな目の理由を監督が説明


1週間ほど前にトレーラーが公開された木城ゆきとのSF漫画「銃夢」のハリウッド実写版「Alita: Battle Angel(アリタ: バトル・エンジェル)」。トレーラーが出るや主人公アリタの目の大きさが「不気味」と批判された事も同時に伝えられ、日本でも報じられた。

あのような目にしたのかについて、監督のロバート・ロドリゲス監督(「シン・シティ」「デスペラード」)がIGN Brazilへ説明した。目というのは「その人の魂を見せる窓」だとロドリゲス監督。そして「大きな目はキャラクターの内面をより深く見せる窓となります。」と言い、続けて「(アリタは)それだけ素晴らしい心と魂を持ったキャラクターですからね」と語った。

目を大きくした理由については以下の説明をしている。アリタの目はジェームズ・キャメロンの初期アートワークからアニメ目だったそうだ。それが印象的だったので「漫画的でアニメ的なキャラクターに命を吹き込む先駆者にならなければ」とロドリゲス監督は思ったらしい。

ロドリゲス監督はアリタの目だけを大きくした理由について、「30年代や『鉄腕アトム』の時代から我々が目にしてきたアニメの目は、これまで一度もフォトリアルに再現されたことはありませんでした。ですから、通常、アニメが実写化されても、それらしく感じられませんでした」と指摘している。

「ジム(※ジェームズ・キャメロン)の初期のアートワークを見てみると、それが技術的に不可能だった時から、アリタは(アニメ風の目を)していました。そのイメージが非常に鮮烈で、印象的だったので、『これは絶対に実現しないといけない。真に漫画的でアニメ的なキャラクターに命を吹き込む先駆者にならなければ』と思ったのです」

この映画のプロデュースはジェームズ・キャメロン。オリジナルではガリィである主人公の名前は英語版のアリタで、その役を演じるのは「メイズ・ランナー2:砂漠の迷宮」のローサ・サラザール。医師のイド役は「ジャンゴ 繋がれざる者」のクリストフ・ヴァルツ、アリタの宿敵ザパン役は「デッドプール」のエド・スクラインが演じる。ユーゴ役はドラマ「Nashville」のキーン・ジョンソン。「ビューティフル・マインド」ジェニファー・コネリーは悪役。

「Alita: Battle Angel」は2018年7月20日に全米公開







キャメロンの初期アートワークが見たいところ。





Source: IGN