「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」北米週末興収2週目で急落するが、現在「ワンダーウーマン」を突破し、2017年北米映画興収第2位に








「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」2週目の興収が急落


週末の北米興収が発表された。Box Office Mojoによると2週目となる「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」は7156万ドルで第1位をキープするが、前週比67.5%ダウンと大幅に落ち込んだ。北米興収の累計は3億6816万ドルとなった。祝日のクリスマスを含む22日から25日の4日間では9902万ドルで第1位、北米興収の累計は3億9562万ドルとなった。

前作「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」2週目(2015年12月25日から27日)は北米週末興収で1億4920万ドル、2週目の週末を終えての北米興収の累計は5億4005万ドルであったので、北米では「フォースの覚醒」と「最後のジェダイ」の興収差はかなり開いてしまった。

「最後のジェダイ」はロッテントマトでは批評家の支持率は92%で一般の支持率は52%、Metacriticのレビューのスコアは86で一般のスコア4.7/10となっており、この結果を基にすると批評家と観客との隔たりがある。またファンの中でも分裂があり、映画関連のニュースではその事に注目した記事が出ている。

ファンの分裂はEiga.comによると納得していないのは一部のファンだそうだ。IT MediaはロッテントマトやMetacriticメタクリはアカウントを多数作成できるため、ファンと一般の評価が低いのは当てにならないと言っている。他サイトの観客やユーザー評価を見ると最高A+のCinemaScoreの出口調査では満足度はA、IMDbのユーザー評価は7.6/10、日本だとYahoo映画ユーザーは3.74/5と、ロッテントマトやMetacriticのように低い評価ではない。

ロッテンとCInemaScore&IMDbの結果の違いを見るとロッテントマトは一部のファンによって操作されたように思えるが、評価が操作されたという報道に対し、ロッテントマトはナンセンスだと主張しており、同サイトのセキュリティ・チームは評価が改ざんされた証拠は一切検知されていないと述べた。この事からロッテントマトでの一般の支持率は納得していない一部の人ではなく、不満を抱えたファンである可能性が高いとも見られている。Varietyはロッテントマト側のコメントを掲載した。

Rotten Tomatoesのユーザー評価が低い原因は、不満を抱えた何千人ものファンである可能性の方がはるかに高い。Rotten Tomatoesのセキュリティ・チームは、評価が改ざんされた証拠は、一切検知されていないと述べている。

Rotten Tomatoesのある代理人は、「『スター・ウォーズ』シリーズのファンはとても情熱的であり、ユーザー評価の投稿数は強烈な伸びを示している」とコメントした。投稿レビュー数は『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』に匹敵するという。

代理人は続けて、「批評家とユーザー評価の信頼性は、Rotten Tomatoesのビジネスにとって極めて重要だ。セキュリティ、ネットワーク、ソーシャル、データベースの専門家チームが、常にプラットフォームを監視している」と述べた。

「最後のジェダイ」の26日付けの北米興収は4億2336万ドル。これまで2017年の北米興収第2位であった「ワンダーウーマン」の4億1256万ドルを追い抜いた。第1位の「美女と野獣」は5億401万ドル。世界興収は26日付で8億4356万ドル、大きな興収をもたらすであろう中国での公開は1月5日。日本では2週連続1位であった。






「フォースの覚醒」と比べると低い結果だが、他の映画と比較すると非常にいい興収だと思った






Source: Box Office Mojo, Eiga.com, IT Media, Variety