2017年の北米映画興収、3年ぶりに下落するが、3度目の110億ドルを越え








2017年の北米映画興収、3年ぶりに下落


2017年の北米映画興収が、昨年より2.5%減少するとVarietyが報じた。昨年は113億8千万ドルであった。クリスマスまでの米国内の興収は昨年の同時期と比べると2.7%減少の106億8000万ドル。2017年は110億9000万ドル~111億1000万ドルの間になるとみられ、昨年と比較すると最終興収は2億7000万ドル減となるそうだ。

2017年の夏は2006年以降初の40億ドルを下回る結果であった。クリスマス興収の合計は8000万ドル。2016年よりも300万ドル減、2015年からは2300万ドル減。

現地時間26日に興収を分析するコムスコアのシニア・メディア・アナリストであるポール・ダーガラベディアンはVarietyに対し「おそらく111億ドルあたりの数字までは巻き返すだろう」と語った。

2017年の最終的な北米興収の見通しである110億9000万ドル~111億1000万ドルは、2番目に高い興収である2015年の111億4000万ドルよりわずかに下回る数字だが、年間興収が110億ドルを越えるのは3度目となる。クリスマスまでの結果は106億8000万ドルであるが、「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」の興収で110億ドルを越えるとみられている。以下はBox Office Mojoによる29日時点での北米興収トップ10。

  1. 「美女と野獣」 5億401万ドル
  2. 「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」 4億8376万ドル
  3. 「ワンダーウーマン」 4億1256万ドル
  4. 「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー: リミックス」 3億8981万ドル
  5. 「スパイダーマン:ホームカミング」 3億3420万ドル
  6. 「IT/イット “それ”が見えたら、終わり。」 3億2748万ドル
  7. 「マイティ・ソー バトルロイヤル」 3億1067万ドル
  8. 「怪盗グルーのミニオン大脱走」 2億6462万ドル
  9. 「ローガン」 2億2627万ドル
  10. 「ワイルド・スピード ICE BREAK」 2億2576万ドル
Varietyでは今年を北米興収を盛り上げた作品として、上記の作品以外に「ゲット・アウト」「スプリット」「ダンケルク」が紹介された。






Source: Variety, Box Office Mojo