UPDATE:「ジャスティス・リーグ」オープニング興収発表、シリーズで最も低いスタート、北米外ではやや良し








「ジャスティス・リーグ」オープニング興収発表、北米1億ドル届かず


UPDATE 2017/11/21
北米オープニング興収は推定では9600万ドルであったが、実際の興収はさらに低い9384万ドルであった。全世界興収は2億7884万ドルとなっている。この映画の制作費は再撮影費込みで2億5000万ドル~3億ドルの間とThe Hollywood Reporter

ワーナー・ブラザースの国内配給部門のプレジデントであるジェフ・ゴールドスタイン氏は「期待通りではなかった」と言い、感謝祭ウィークで良いレベルになるチャンスがあると語る。


以下は更新前の内容





週末の北米興収が発表された。「ジャスティス・リーグ」は北米第1位でデビューするもオープニング興収は推定9600万ドルであった。全世界興収は2億8150万ドル。制作費は3億ドルと報じられている。「ジャスティス・リーグ」のオープニング興収は1億1000万ドル~1億2000万ドルと見られていたが、2日程前に9300万ドル~9500万ドルに予想が下方修正された。

この結果はシリーズ5作品中、最も悪い。「ジャスティス・リーグ」以前に公開されたDC映画シリーズ(通称:DCEU)は4作品。それぞれの北米オープニング興収は「マン・オブ・スティール」(2013)1億1661万ドル、「バットマンVSスーパーマン」(2016)1億6600万ドル、「スーサイド・スクワッド」(2016)1億3368万ドル、「ワンダーウーマン」(2017)1億325万ドルと全て1億ドルを越えていた。

北米興収は最終2億ドルに達しない可能性があるとみているが、それをわずかに上回る予想をしているとBox Office Mojo。9300万ドルでスタートし、2億ドルで全米公開を終えた「Godzilla」(2014)と似ていると記す。

マーベル映画と比較すると2週間前に公開された「マイティ・ソー バトルロイヤル」は1億2274万ドルが北米オープニング興収であった。マーベル・ヒーローの集合映画第1弾「アベンジャーズ」(2012)は2億743万ドル、第2弾「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」(2015)は1億9127万ドルで北米デビューした。

公開された北米外の興収は1億8500万ドルで少し調子が良いそうだ。北米外では中国5170万ドル、ブラジル1420万ドル、英国980万ドル、メキシコ960万ドル、韓国880万ドル、ロシア650万ドル、オーストラリア630万ドル、フランス600万ドルであった。

「ジャスティス・リーグ」は11月23日に日本公開、現在ロッテントマトでは支持率40%、観客の支持率は85%、レビューの平均点を紹介するMetacriticのスコアは46/100、観客は7.1/10、出口調査の満足度を表すCinemaScoreではB+。






北米以外の興収に期待がかかる結果。「ジャスティス・リーグ」ではダークでシリアスな「BvS」の反応からトーンの変更を求められ変更したが、「MoS」や「BvS」より低い結果であったという事は、その2作品でのザック・スナイダーのトーンが好まれているという現れなのかもしれない。「ザックによるディレクターズ・カットを出せ」という声がますます高まりそうだ。しかしザックは降板後、この映画に関与しておらず映画は見ていないと言っている。







Source: Box Office Mojo (1),(2), The Hollywood Reporter, Batman News